介護保険の基礎 |
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■介護サービスの選び方 : (日本経済新聞2003年11月27日より) |
介護保険制度・・・・・・・・・・・・・・・・ |
2000年4月にスタートした公的介護保険制度 ・ (介護保険制度についてやさしく詳しく説明 ・ 介護保険の仕組み ・ 福祉と介護保険情報 ・ 介護保険料金とサービス料金 ・ 保険料金詳細 ・ 介護ナビ) |
保険金の支払い・・・・・・・・・・・・ |
40〜65歳未満まで収入に応じての保険料を収める ・ 65歳以上はその額が増える ・ 元気なら払い続けなけっればならない ・ 介護保険料の財源はこれらの金額と、残り50%は税金で賄われている |
給付金額と保険サービス・・・・・ |
65歳以上のひとには保険証がわたされ介護認定をうけられる(未満でも重度の障害があれば給付の対象となる) ・ 役所に申請し、ケアマネージャなどによる自宅審査をうけ、「要支援」「要介護1〜5」の介護度が指定される ・ 介護度により介護料が支給される ・ 介護料はその介護支援事業者などへ支給され、個人本人に支給されるのではない |
サービス選びのポイント・・・・・・・・・ |
@在宅サービスを選択した場合、要介護度別に利用限度額があるので確認しておくこと ・それを超えると全額自己負担となる 介護サービス諸費用(文京区の例) |
自己負担額の計算・・・・・・・・・ |
A介護サービス内容は、ケアマネジャーと相談し決めるが家族も計算ができること ・ 例えば、要介護度2の人が身体介護サービス1.5Hrを週1回受ければ584単位(5850円)月では4倍として計算になっていく ・ 施設の利用料金の例 |
ケアマネジャーの調べ方・・・・・・・・ |
介護が必要になったなら、先ずは市町村が配布している一覧表から介護支援事業者を選び、ケアプラン作成依頼書を提出、選んだ介護支援事業者にケアマネジャーの派遣を依頼する ・ 介護支援事業者やケアマネジャーの選び方のポイントについて下記する |
納得行くまで調べる・・・・・・・・・ |
@介護サービスについての知識や経験が豊富であるかどうか ・ A介護サービス提供事業者との調整能力・ケアプランを作成しても介護サービス提供事業者との連絡がうまくできなければケアプランが無駄になってしまう ・ B利用者が満足の行くケアプランができるまでケアマネジャーや介護支援事業者を変更することが可能 |
サービス提供事業者の選択・・・・・ |
C介護サービス提供事業者については、ケアマネジャーと相談して決める ・ ケアマネジャーに任せるのでなく独自に調べることが大切 ・ 市町村の介護保険担当窓口や出張所などでも調べられる |
サービス事業者検索・・・・・・・・ |
福祉医療機構WAMNET ・ 全国介護事業者の検索 ・ 介護110番 ・ 介護なんでも相談室 ・ 訪問リハビリテーション ・ 全国入居施設の検索 ・ 施設在宅サービス全国検索 ・ 施設用具リンク集 ・ 全国有料老人ホーム ・ 民間介護施設紹介センター |
福祉用具と住宅の改善・・・・・・・・・ |
被介護者が快適な生活を送れるよう、訪問サービスや通所サービスの選択、合せて福祉用具や住宅改善も大切 ・ 福祉用具は被介護者の負担を軽減し、自立支援に大きな役割を果たす |
福祉用具を選ぶポイント・・・・ |
@利用者の身体にあっているか ・ A本人や介護者が無理なく操作できるか ・ B福祉用具を利用出来る居住環境にしてあるか |
住宅環境の改善・・・・・・・・・・ |
それへの費用は20万円までと決められており、1割の自己負担で利用できる ・ その内容によっては介護保険の適用を受けることができないので要注意 ・ それなので事前にケアマネジャーや市町村の介護保険担当窓口でよく相談すること |
被介護者の負担軽減を・・ |
廊下や浴室、トイレなどに手すりを取り付ける ・ 和式便器から様式便器に交換する ほか 居宅介護住宅 ・ 住いのお困り解決ナビ ・ 介護ねっとしこく住宅改修 |
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■ケアマネジャーの力量に差 : (日本経済新聞2004年7月4日安心生活より) |
ケアマネジャーの仕事・・・・・・・・・・ |
ケアマネジャーは介護保険の利用者と契約し、あくまで中立の立場で、最適の計画を作るのが仕事 ・ そのほか、サービス事業者の手配や自己負担の計算などを受持つ ・ ケアマネジャーの殆どは、訪問介護、看護や福祉用具のレンタルをしている事業者に所属している |
経営観点での不適プラン・・・ |
「プラン作成時に、所属する事業所の経営観点で指示を出すことがある」36%回答 ・ ケアプラン赤字を他のレンタルで相殺しようとする事業者が多い |
ケアマネのチェック点・・・・・・ |
@「生活援助」(掃除など)が少なくなっていないか?・・・報酬が高いので避けられ「身体介護」(食事などの世話)が多くなっていないか? |
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A早朝・夜間の訪問が多くなっていないか?・・・午前6時〜8時・午後6時〜10時は25%割増料金になっている ・ 必要がないのにその時間の訪問が多くなっていないか? |
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B不必要なレンタルが選ばれていないか?・・・つえなど長期間使えるものはよいが、レンタルで費用が発生し続けるので必要なものだけに絞ること |
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Cサービスの報告が実際と違っていないか?・・・月末に実績報告書「サービス利用票」が提出されるが、その内容をよくチェックすること |
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Dケアマネジャーの訪問が少ない・・・健康状態に異常があれば、訪問回数を随時変えられるようにしておきたい ・ すくなくても1〜3ヵ月に一度、サービス内容について話合いをすること |
居宅介護専門かどうか・・・・・ |
一度ケアマネジャーを決めてしまうと「打ち切る」とはなかなか言い出しにくい ・ だからといっても自治体の資料だけではよいケアマネジャーかどうか分からない ・ 選択のポイントのひとつは、所属事業所が居宅介護支援の専門の事業者かどうかだ ・ 専業は数が少ないが独立性が保ち易いと言われている |
利用者の適合の事業・・・ |
利用者がショートステイを希望であれば、ショートステイの施設を併設した事業所がよい ・ そちらのケアマネジャーの方が施設の利用の確保がしやすい ・ 被介護者や家族の状態により判断する必要がある |
介護支援センターに相談・ |
自分で選択するのが難しかったら、また契約したケアマネジャーとの間に問題が起きたりしたら、地元の在宅介護支援センターに相談するとよい ・ 基幹型センターは層が厚い |
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家族の協力と健康管理 |
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■家族による介護 : |
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親から同居を頼まれたら・・・・・・・・ |
子供をもつ男女600人アンケート結果:別居したいが72%であった ・ 同居がよい28%の理由:家計が楽になるから・広い家に住めるから ・ 介護が必要になったら考えるが、それまでは別居がよいというのが大半であった |
息抜きの時間とこころ・・・・・・・・・・・ |
息抜きにはケアマネジャーなど他人と相談すること ・ 時間はやらなくてよいことは目をつぶりゆとりをつくること、などしてゆかねば介護は長続きしません ・ ケアマネジャーは愚痴も聞いてくれる |
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■介護体験談 : |
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本人も家族も相談を・・・・・・・・・・・ |
大家族であっても、互いにおしつけあってしまい、最終的に長男のお嫁さんに負担がかかったりする ・ 誰にも相談できず悩んでしまうことになる ・ ケアマネジャーとして第一にとりくむのはこころのケアーと思う (介護支援事業者・奥田社長談) |
ケアマネジャーに相談を・・・・ |
からだが不自由でも頭がしっかりしているひとは悩みがくる ・ はなしをみなが聞いてくれないと塞ぎがちになってしまう ・ 介護はいつ抜けられるか分らぬトンネルのようなもの ・ ケアマネジャーなどよい相談相手になってもらえる (奥田) |
ヘルパーさんも相談を・・・・・ |
ヘルパーさんもお互いどおしの性格、好き嫌いなどで悩みが多い ・ ケアマネジャーに相談するよう指導していつが、介護されるひとがストレスをためないことが最重要である (奥田) |
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■介護施設を選ぶポイント : |
被介護者の状態把握・・・・・・・・・・ |
施設ごとに提供されているサービスの種類や内容を、被介護者の状態に合せて調べてみる ・ その上でケアマネジャーと相談してください ・ 少々動けるのか、全く動けないのか、医療も必要なのかによって施設が変わってきます |
元気なうちにいろいろ見ておく・・・ |
若いものも、意識がしっかりしているうちに、自分の老後の生活設計を考えておけるとよい |
優良老人ホームリンク集・・・・・・・ |
日本老人ホーム紹介サービスセンター ・ 関東優良老人ホーム情報センター ・ 有料老人ホーム紹介サービス |
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