次世代ネット と ユビキタス社会の到来 
                              
 
          次世代ネットの技術            ユビキタス社会の到来
              インターネットへの接続番地          ユビキタス社会への活用技術
                 IPアドレス不足へ対応             情報家電
                 次世代ネットのIPv6              携帯作業ボード
                128番地の設定                今のパソコンはどうなる
                 IPv6には数々の特長             Eメール・プロバイダはどうなる
                 IPv6普及へ急ピッチ               何時頃から利用が始まるの?

                                              
特集記事のバックナンバー:

  次世代ネットの技術 

インターネットへのコンピュータ接続番地
   インターネットには・・・・・パソコンなどを接続するためには 各装置にアドレス(番地)が付いています
                     そのアドレスと・接続手順を IP(インターネットプロトコル)といいます
   IPv4が現在Version・・・現在インターネットで使われているIPは 1980年代前半に作られてもので
                     全体で43億個のアドレスしかとれない (32ビット・2の32乗)
IPアドレスが不足 :
    2006年にもパンク・・・・IPv4では 爆発的に増え続けているネットユーザに対応できない
                     2006年にも足りなくなる恐れがある
   ユビキタス時代へ・・・・・近い将来 パソコンのほか 携帯電話・自動車・冷蔵庫・冷暖房装置などなど
                     多くの電器製品にもインターネット接続がされようとしており
                     接続するために必要なアドレスの数が 益々足りなくなってくる

次世代ネットのIPv6へ:
   IPv6(Version6)・・・・・・これらアドレスの不足を解決するほか 数々の特長をもって表れる
                     次世代のIP(インターネットプロトコル・接続の手順・約束事)
   アドレスの数は無限へ・・128ビットとなり ( 2の128乗 ) 43億×43億×43億×43億 個の
                     無限に近いアドレスをとれるようになる

32ビット番地と128ビット番地 :
   16進数での番地設定・・ これまでインターネット接続の際、IP接続番地を10進数で3桁×4数値の
                     の入力をしていましたが それが16進数での入力となり(アルファベットが
                     入りますが)入力の桁数は 増えず同様な設定でできます

IPv6には数々の特長:
   セキュリティ面の向上・・・暗証・認証の仕組みも標準化された 「IPsec」(アイピーセックという)
                     各機器ごとが暗証・認証番号を出すことができる
   端末同士の直接通信・・・アドレスも独自で取れるようになり (頭64ビットはグローバルアドレス:
                     ・尾64ビットはプライベートアドレス )
                     接続すると 自動的に取得してくれるようにもなる
                     プライベートアドレスは社内や家庭内のLAN・プロバイダなどの業者が
                     接続機器に与えるものとなる


IPv6普及へ急ピッチ:
   ルーターなど機器開発・・・これらの機器開発やインフラの整備を 官民が急ピッチで進めている
                     家電品を接続するホームネットワークの技術
                     プロバイダと電話会社とのコミュニケーション 通信衛星地上局 など
   複数局へ同時に通信・・・・スカパーが4月より IPv6を導入する
・ 衛星からの電波を地下商店へ
                     流す際、複数客へ同時配信することが できるようになる
   総務省から優遇税制も・・ 昨年4月から IPv6支援制度を始めている



  ユビキタス社会が到来 


ユビキタス社会への活用技術:
   IPv6でユビキタス・・・・・IPv6はユビキタスの基盤技術 ・ この実現により家電品ほか・あらゆる
                     機器がインターネットへ接続され、遠方よりの処理ができるようになる

   ユビキタス社会:     コンピューターを意識することなく現実生活のいたるところで利用できる
                    ような環境のこと  (ユビキタス・・・
同時に,どこにでもあるとの意味)

   IPv6接続の社会:    まわりの機器がみな コンピュータなどで接続されていくようになるが
                    一体どのような状況に なるでしょうか・・・

情報家電 :

   冷蔵庫 と レシピ ・・・・・帰宅途中、冷蔵庫の食品を思い出し スーパーなどで買物すること毎日
                    大変な作業ですが、これが楽に出来そう。
                    冷蔵庫が食品をセンサーで読み取り(ICタグほか)貯蔵品の名前と賞味期限
                    を教えてくれるとともに それからのレシピも考えてもらえる
   冷暖房・湯沸かし ・・・・・帰宅寸前に 携帯から このような指示が出来ると
                    気分よく自宅に帰り着くことができる

携帯作業ボード:
   外出先で軽いPC・・・・小さなボードでもって・或いは大きなボードでもって お客様に説明する際
                   そのボードを 遠く離れている会社のコンピュータに接続して行うことができる
                   重たいコンピュータを持ち歩く必要がなくなる
   外出先で自宅操作・・・外出先で自宅のコンピュータマシンを操作できるようにもなる ・ 外出先近くに
                   自宅のサーバーマシンを借り置きすることによって
行える

                   これらの実現は採算性もありともかくとして その可能性をIPv6は提供する

今のパソコンはどうなる:
   現状PCでは不可・・・・・現在のパソコン(Windows95・98・ME・XPなど)にはIPv6は搭載されてないので
                    IPv6になったときには 中継装置が必要になろう ・ まだ不明

Eメール・プロバイダはどうなるの?:
   プロバイダとの契約・・・IPv6時代になったとき プロバイダとの契約が従来のIPv4と新IPv6と2通りになる
                   従って従来のままインターネットを見ることも可能であり、IPv6契約はADSLなどと
                   同じように別契約になる


何時頃から利用が始まるの?:
   一般利用は暫く先・・・・良いことづくめのIPv6であるが、まだ研究所レベル・プロバイダレベルでの使用が
                   始まったばかりの段階。 パソコンのOSがそれに対応し・プロバイダも対応できる
                   ようになるまでには 今少々時間が掛かる ・ エンドユーザはそれから。
   各所で運用実験・・・・・各所・各部で運用実験・部分実用が始まった状況であるが 情報家電元年と各社
                   力をいれており 一気に進む可能性高い ・ 広範囲に及ぶことだけに 各社の動向
                   PCのOS動向 標準化動向などその流れは見逃せない。