花粉と花粉症の状況 (日本経済新聞「いきいき健康」より) |
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■2005年のスギ花粉予測 : |
2005年春の花粉の飛散量・・・・・ |
スギ花粉の量は前年夏の気象条件に大きな影響を受ける ・ 特に7月から8月はじめにかけての日射量と雨量に影響を受ける ・ 猛暑で小雨であると翌年の花粉は多くなる ・ 冷夏長雨ですと少なくなる |
花粉量は例年の10〜20倍・・ |
2004年の夏は記録的な猛暑であったのでスギだけでなく同じ症状を起こすヒノキも加わって、全国的に花粉の量は多く、昨年に比べると10〜20倍、地域によっては30倍以上になる見込み |
今年はヒノキも多く5月まで・・・ |
今年の花粉飛散開始時期は暖冬ならば早く、比較的暖かいので関東から西では、2月上旬から中旬に始まりそう ・ 2005年はヒノキ花粉も多くなる見込みで、ヒノキ花粉の多い場合は5月連休頃まで花粉症シーズンが続く |
花粉の飛び易い気象条件・・・・・・ |
スギ花粉はスギの雄花から飛び出す ・ 花粉の開花は1月に始まり、3〜4週間で開花する ・ 飛散の量は気温に大きく影響うける |
雨と高湿度では飛散少ない・・ |
花がぬれると開花することができず飛散量が減る |
午前の気温上昇は飛散大・・・ |
飛散量は当日の天候、特に午前中の気温上昇が大きいと開花して放出が多くなる ・ また気温が上昇すると上昇気流ができ花粉が上空まで上がって都市部まで運ばれる ・ 晴れて気温が高く風のある日は飛び易い ・ 特に前日が雨でこのように気温が高くなると二日分まとめて飛ぶので非常に多くなる |
昼前後と日没前後が要注意・ |
一日のうち花粉の飛散が多い時間帯は11時〜2時ごろまでと、5時から6時ごもまで ・ 花粉は午前中に運ばれてきて昼前後に一部落下、日没前後に気温が下がり下降気流でもって落下する |
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■花粉症のさまざまな症状 : |
東京では5人に1人が花粉症・・・・ |
国民の10%強が花粉症にかかっているといわれる ・ 特に都市部では有病率が高く、東京では5人に1人が花粉症と推計されている |
花粉症の症状・・・・・・・・・・・・・・・ |
花粉症は、花粉が鼻や目の粘膜に付着して起こるアレルギー反応で、花粉が飛散している間その症状がつづく ・ ひどいものは目や鼻にとどまらず、全身にわたってさまざまな症状を引き起こす |
@くしゃみ・鼻水・鼻づまり・・・ |
くしゃみの回数が多い(一度に連続して起こることが多い) ・ 大量の鼻水・頑固な鼻詰まりも特徴 ・ 特に寝ているときに鼻詰まりになり、寝不足になることさえある ・ 口呼吸が多くなるので、喉の粘膜が乾燥し痛むこともある |
A目にかゆみと涙・・・・・・・・・・ |
目に強いかゆみや涙・それと充血 ・ 目を頻繁にこすり結膜角膜に傷をつけ腫れがでたりするのが代表的な症状 |
B肌荒れ・顔に腫れ・・・・・・・・ |
肌荒れ、顔の腫れ、ほてり、ビビリ感などの皮膚症状や、耳の奥・鼻から喉にかけてのかゆみがある ・ されに頭痛や頭重感、集中力の低下、発熱、消化不良、食欲不振など全身に及ぶこともある |
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■花粉症の予防対策 : |
花粉を避ける3原則・・・・・・・・・・・ |
予防の基本は 「吸わない」・「浴びない」・「持込まない」 |
飛散の多いときの注意・・・・・・ |
@花粉情報に注意し A飛散の多いときには外出を控える B〃窓、戸を閉めておく C外出時にはマスク・めがねを使う
ビルやマンションなどの中層階では窓を開けないように
マスクは湿らせ、コンタクトレンズは使用しない |
洋服に注意・・・・・・・・・・・・・・・ |
D毛織物などのコートは避ける E帰宅時には、衣類・髪の毛をよく払って入室する F帰宅時には洗顔・うがい・鼻をかむ G掃除を励行する
ポリエステルやナイロンなどをきるように
洗濯物も付き易いので払って仕舞うように |
症状を悪化させない工夫・・・・・・・ |
部屋ではこまめに掃除機をかけるなど、花粉を徹底的に除去する ・ 加湿器を使って湿度を50ほどに保つ |
花粉症の増悪因子・・・・・・・・・ |
@かぜ Aたばこ・酒 B不規則な生活 C寝不足・過労 D刺激物の摂取 E気温の急激な変化
強いストレスが続くと自律神経の動きが乱れ、アレルギー反応がでやすい
特に十分な睡眠をとることが大切 |
花粉シーズンの前に薬投与・・ |
初期投与(シーズン前の予防的な薬投与)として、眠気などのない抗ヒスタミン薬などを継続しておくと、シーズン中重症になることが少ないといわれている ・ 医療機関が込み合う前に医師に相談することがよい |
■リンク集 (1): |
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花粉の飛散について・・・・・・・ |
花粉情報のリンク集 全国花粉飛散情報 花粉情報テレフォンサービス 花粉症指導マニュアル(環境省) 大量飛散2005年 |
花粉症の基礎知識・・・・・・・・・ |
花粉・医療について図解でやさしく説明 花粉症の基礎知識 花粉症なんでもQ&A こどもの花粉症 花粉症患者の増加の理由 花粉症ってどうしてなるの? |
花粉予防のグッズと住まい・・・ |
花粉症らくらく生活大作戦 花粉症対策グッズ 花粉症に負けない住まい |
あなたの花粉症度チェック・・ |
あなたの花粉症どんなタイプ?かをチェック 花粉症度オンラインチェック 花粉症になる人ならない人 花粉症の検査方法 花粉症の日記帳例(5段階表示) |
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花粉症の治療 (日本経済新聞「いきいき健康」より) |
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■薬で症状を改善する : |
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・・・・・・・・ |
アレルギー症状緩和によく使用されるのが「抗ヒスタミン薬」 ・ しかしこれは副作用がある(ねむけ・だるさ・喉の渇き・尿量が減るなど) ・ 緑内障や前立腺肥大などの場合には注意 |
鼻の症状がひどいとき・・・・・ |
局所用ステロイド薬(点鼻液) ・ 副作用が少なく2〜3ヵ月の使用が可能 ・ 連用すると効果が少なくなったり・はなづまりを悪化させたりする |
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■薬で改善できない人の治療法 : |
根本的に治す方法・・・・・・・・・・・ |
根本的な治癒を目的とした治療には、減感作療法がある ・ これは濃度の薄い花粉エキスを少しづつ注射することでアレルギー反応を起こし難くするもの ・ その有効性は5〜7割ほどといわれている ・ 治療期間が2〜5年と長期にわたるので気長に取り組む必要がある |
鼻づまりが改善されない人・ |
鼻の中が曲がっているいることが原因の方もいる ・ このような方はアレルギー性鼻炎で重症になる ・ このような場合、手術することが多い |
気軽にできる手術もある・・・ |
レーザーで鼻粘膜を治療するやり方もある ・ 日帰りでできる手術であり、薬が使えない人には福音 ・ ただ翌年には効果が減少するので、毎年手術を行う場合もある ・ 専門医への相談が大切 |
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■リンク集 (2): |
花粉症の予防と治療・・・・・・ |
花粉症の予防と治療(武田薬品) わたしはこれが効きました(体験記) 花粉症治療の今後 |
花粉症の検査方法・・・・・ |
花粉症の検査方法 |
花粉症アレルギーについて |
健康情報花粉症のはなし 日本アレルギー協会(完治をめざせ) 花粉症アレルギーの基礎知識 |
その他花粉症関連・・・・・・・ |
花粉症対策最強リンク集(数百件) |
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風邪にもご用心 |
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■風邪と花粉症の見分け方 : (日本経済新聞「いきいき健康」より) |
風邪(急性鼻炎)と間違え易い・・ |
去年まで花粉症に掛からなくても今年かかることもありますし、風邪であるかもと紛らわしいところです ・ 病院でも初診で見分けるのは難しいものです |
感染症と花粉症の違い・・・・ |
鼻かぜの場合、くしゃみは数日でおさまり、鼻水が粘りのあるものに変わってくる ・ 花粉症の場合は、くしゃみが何回も繰返しでるのが特徴で、鼻水もサラサラしている ・ また花粉症のもう一つの特徴は、一日の中で症状の出方に変化がある(特に朝起き掛けの症状が重い) |
ハウスダストによる鼻炎・・・・ |
これも花粉症と間違え易いもの ・ ダニの死骸や排泄物などのハウスダストが原因である通年性アレルギー鼻炎があるが、医師は鼻水の成分を調べて判定している ・ 蓄膿症(副鼻腔炎)も同様にして見分ける |
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症状 |
鼻水 |
全身症状 |
経過 |
急性鼻炎 |
乾燥感
くしゃみ
鼻水
鼻閉
頭痛
臭覚障害 |
多量
水性→粘濃度性
脱離上皮細胞 |
発熱
頭痛
全身倦怠感
咽頭痛 |
1〜2週間 |
花粉症 |
くしゃみ
水性鼻水
鼻閉
目や鼻のかゆみ |
多量、水性 |
寒気
頭痛 |
開花期間中 |
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■リンク集 (3): |
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アレルギー性鼻炎と風邪・・・・ |
アレルギーと風邪の見分け方 風邪?花粉症? アレルギー性鼻炎と細菌性鼻炎 |
風邪薬の選び方・・・・・・・・・・・ |
自分にぴったりの風邪薬 風邪・症状別市販薬一覧 市販薬を上手に利用しよう(healthクリック) 風邪の医師の薬と市販薬はどう違う お薬ナビ(お薬選び) |
風邪を治す療法(習慣)・・・・・ |
風邪をひいたかなと思ったら 風邪の直し方(日本・世界の習慣) 風邪の症状とツボ療法 風邪の症状別対策 風邪の症状別食事療法 |
強い身体に・・・・・・・・・・・・・・・ |
風邪をひきにくくなるためのコツ 伝統の知恵で風邪退治 風邪についての疑問Q&A |
その他 リンク集・・・・・・・・・・・ |
インフルエンザと風邪の違い 風邪とインフルエンザ関連リンク集 その他風邪・インフルエンザについていろいろ |
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