4月から高齢者医療費様変わり ・ 介護保険制度も変わる 医療介護保険リンク集 
        
            (日本経済新聞 3月5日、3月19日より)   新聞特集などを分かり易く整理

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医療費公定価格が変わる 介護保険制度も変わる
リンク集
高齢者入院にはチェックが入る
小児科と産婦人科の救急がUP
健康保険の負担額の上限がUP
 . 入居費用・食費が自己負担へ
地域密着型サービスが増える
事業者の認可が更新性になる
 . 公的保険と民間保険
保険比較情報
東京都の介護サービス他
    特集記事のバックナンバー:      掲示板 (チョット関連の話題ありませんか) 


  医療費公定価格が変わる 
■高齢者治療費が変わる :         
高齢者療養は自宅でを増やす・・・・・ 医療費報酬の見直しで、再診料は下がるが、在宅患者の管理報酬が上がる ・ 24時間往診体制の診療所への報酬は厚くなる ・ 政府は医療費を抑えるために費用のかかる高齢者の入院を減らし、家や介護施設で療養してもらう方針 ・ 在宅医療を手がける診療所が増えるようそこの報酬を引き上げる    
   75歳自宅療養費のUPの例・・・・ 脳梗塞寝たきりAさん(75歳)、月4回の訪問診療を受けた場合:再診料(−¥70)、薬剤費(−¥690)・在宅時医学総合管理料(+¥5100→¥42000)の内訳で、医療費合計(+¥4340→¥11万4260)となる ・ 70歳以上の患者の医療費の自己負担額は1割なので、支払い金額の変化は、+¥440で¥11430となる   
高齢者入院にはチェックが入る・・・・ 高齢者の入院についても7月から新たな試みが始まる ・ 長期療養者には、日常動作はどの程度できるかの判定を受けることになる ・ この判定で治療必要度が低いと分類されると、7月から入院料が大幅に下がる ・ ただし10月から新たに食費や居住費相当額を徴収する制度がはじまり、当初の負担減は吹き飛び、負担増になりそう ・ 治療必要度の高いと判定されて入院費が上がる人は、患者の上限制度が適用されて、今と同程度の負担ですむ見通しである      
年収520万円以上は3割へ・・・・ これまで入院・外来とも、70歳以上は1割負担であったが、これが3割(10月から・・・2割/8月から)負担となる ・ 例:ヘルニア通院:月¥2600→月¥7800と3倍になる        
   年収266〜520万円は2割へ・・ 年収520万円を境にして大きく変わる(これまでの境界線は621万円/結婚者であったものが100万円下がる・・・独身者はこれが380万円以上に下がる) ・ その520万円未満であると、70歳〜74歳の高齢者は2割負担、75歳以上は1割のまま動かずとなる        
  妻には配慮(ここ暫く)・・・・・・・・ 2008年8月までの経過措置であるが、妻には、70歳〜74歳の外来患者の場合、毎月の負担額の上限が8000円のまま据え置かれる ・ その先は24600円の見込み ・ このとき一気に上がるので保険ほかで留意しておきたい        
■小児医療・産婦人科医療費が変わる :          
救急医療時の初診料を引き上げ・・・ 小児医療や産科、救急医療などは医師や病院が不足し危機的状況にあるとされる ・ 今回の見直しでは救急医療の価格を上げ、その医師の拡充を狙った        
   2歳乳幼児のUPの例・・・・・・・・・ 2歳の幼児が風邪で深夜に診療所で1回受診する場合:初診料(−¥40)であるが、乳幼児の深夜加算(+¥1000→¥6950)・注射料(+¥210)で医療費合計(+¥1170→¥11730)となる ・ 3歳未満の患者は医療費2割負担であるので、支払いの金額変化は、+¥240で¥2350となる   
   出産におけるUPの例・・・・・・・・ 帝王切開での出産の場合:通常の出産では健康保険は使えないが、この場合は保険適用になる ・ 産科の医師が3人以上の病院では「ハイリスク分娩管理加算」が入院1日あたり1万円つくようになり、患者負担が増える ・ 出産年齢が上がり難しい出産も増えていることへの対応策としてUPされる   
■健康保険患者負担の上限額も変わる :     
一般は8万円以上・・・・・・・・・・・・・・ 健康保険を使って治療を受けた場合、1ヶ月当たりの自己負担額には上限がある ・ 大きな手術の場合、医療費の3割でも負担が重い場合があるため ・ 現在70歳未満の一般者では1ヶ月当たりの負担が¥72300を超えると上限制度が適用される(それ以上の加算額が僅かになっていく計算を適用)これが10月からであるが¥80100となる     
高所得者は15万円以上・・・・・・・・・ 月収が56万円以上の高所得者では、その分岐点は15万円となる(現行¥139800)     
■リンク集 :          
   医療費と健康保険の改定・・・・・ Yomiuriニュース診療報酬 ・ 4月からの改定医療いろいろ ・ 在宅療養支援診療所 ・ 程遠い医師不足解消 ・ 再診料下げは医療の質を低下させる ・ 4月に薬価の改定も    
   国民健康保険・・・・・・・・・・・・・・ 国民健康保険とは ・ 公的保険と民間医療保険 ・ 保険比較情報 ・ 医療用語解説  
       
   
  4月から介護保険制度も変わる    
   
■介護予防に重きが置かれる :   
要介護1のひとには自立支援・・・・・・ 介護保険サービスを受けるには、要介護認定を受け、要支援もしくは要介護1〜5の認定をもらう必要がある ・ 今回の改正では要介護1が要支援1と要支援2に変わります ・ これらの要支援者には自立支援の「介護予防訪問介護」というサービスが提供されるようになる          
   ケアマネも介護予防の視点で・・ 在宅介護サービスにはケアプランが必要です ・ 要支援のひとには市町村より委託を受けた「地域包括支援センター」でそのケアプランを担当する ・ また、こちらでは転倒防止教室や栄養指導など介護予防サービスが提供されます ・ 市町村の窓口に申請することにより審査されうけられるようになります    
■施設の入居費用が自己負担に :           
H05年10月から実施・・・・・・・・・・・・ 既に適用されている項目として、施設の居住費用と食費を介護保険給付から外し、自己負担になりました ・ 在宅介護者がすべて自己負担なのに施設での介護者が保険給付では不公平とのことで変わりました ・ この改正で、月当たりの負担額は特別養護老人ホームの例で、5万6000円から8万6000円へとUPされることになります    
   デイサービスも食費自己負担・・・ デイサービスやデイケアといった通所サービスも食費は全額自己負担になる ・ 年収が266万円以下の人には多少の免除がある      
       
■地域密着型サービスの登場 :          
新たなサービスが始まる・・・・・・・・・・ (1)小規模多機能型居宅介護、(2)認知症高齢者グループホームj、(3)認知症高齢者デイサービス、(4)夜間対応型訪問介護、(5)小規模(定員30人未満の)介護老人福祉施設、(6)小規模介護専用型特定施設の6種類のサービスが始まる ・ チョットご近所に行くという感覚で利用できる地域密着型のサービス         
   注目は小規模多機能型居宅・・・ 通いのデイサービスを中心としながら、必要とあれば時間延長をしたり、随時利用者宅を訪問したり、ときにはショートステイ(お泊り)もできるサービス拠点 ・ 各地の住民団体が民家を改造して「宅老所」と呼んできた、老人の集いと泊まりの場所を制度に取り入れた       
■その他サービスの向上 :          
介護事業者に情報公開義務付け・・・ 介護保険がスタートしてから、多くの事業者が参入してきたが、悪質な事業者が増えるリスクも抱えている ・ そこで今回の改正では、事業者に対して介護サービスの内容や運営状況についての情報公開を義務付けた ・ サービスの提供記録、職員への研修実績などの情報などを事業者がまとめ、月1回知事に提出、その情報を公開するというもの     
   事業者指定は6年更新・・・・・・・ 資格を更新性とし、問題を生じたときには市町村が勧告命令できるようにした ・ 虐待などが明らかになったときには指定取り消しなどの処分もできるようにした         
■介護保険料も3年間で上昇へ :    
   公的年金控除の境目の年収・・・ 税制改正で納税時の控除する、年金所得の境界が266万円が212万円へ下がる ・ 保険料そのものは市町村により異なるが平均月3300円 ・ 6段階中の5段階目の高額所得者であれば、保険料も25%UPされる    
■リンク集 :  
   介護保険の改定関係・・・・・・・・  介護保険制度を考える ・ 介護保険料率が変わります ・ 介護保険改正のポイント    介護保険情報のニュース一覧 ・ 東京都の介護サービス情報 ・ 介護保険事業者支援センター