インターネットの猛威 流通革命 ・ ニッポン復活への力あり  
                            (日本経済新聞 1月1日より)   新聞特集などを分かり易く整理

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インターネットによる流通の変革 ニッポン復活への力あり
ネット通販の台頭で流通に変革
新たなるネット調達でコスト削減
ネットで便利なお店が増える
 . 2006年は好況幕開けの年
労働生産性バブル期の1.5倍
海外日本語学習・日本帰化増加
 . 研究開発増加・環境特許増加
企業間競争・サラリーマン競争熾烈
オタク・高齢者・フリーターに期待
    特集記事のバックナンバー:      掲示板 (チョット関連の話題ありませんか) 


  インターネットによる流通の変革 
■ネット通販の台頭で流通に変革 :         
各企業がネット販売を強化・・・・・・ ブロードバンドの普及は流通業界に大きなインパクトを与えている ・ 「アフィリエイト」をはじめとする様々な集客手段により既存小売業を脅かしている  
  「アフィリエイト」とは・・・・・・・・・・ ネット上で個人や企業のホームページで広告をしてもらい、購買に結びついた分だけ成約手数料を支払う ・ 成果報酬型広告とも呼ばれ、手数料は販売額の3〜5%程度が多い ・ ブログでアフィリエイト人気ランキング ・ アフィリエイトマニュアル  ・ アフィリエイト研究室 ・ アフィリエイトポータルネット ・ アフィリエイト入門   
  ネットの力・・・・・・・・・・・・・・・・・ ネット以外の企業も、ネット販売を強化し、多チャンネル販売戦略を進めている ・ネットはメーカと小売が店頭の販売データを共有化でき、従来の商い慣行や流通構造を根底から覆す力をもっている  
通販は楽天・ヤフー・ライブドア・・ ネット企業が関連企業を吸収し業態を拡大している ・ 既存のカタログ大手を飲み込むほか、ライブドアは楽天・Yahooに一気に迫ろうと下着通販大手、セシールを買収した      
  楽天は米国市場を開拓・・・・・・ 楽天は米国のネット広告大手リンクシェア社を買収 ・ 当社は500社強のネット通販企業を抱えており、広告によりアフィリエイトにより顧客を集めている         
  Yahooは国内市場拡大・・・・・・ 米国発祥のYahooは、日本市場の地固めを急ぐ ・ アフィリエイト大手のバリューコマース(文京区)の買収に続き、携帯電話通販のインデックスやゼイヴェル(港区)と新会社を設立するなどして、パソコンとは違う客層の獲得を急いでいる       
  ネット通販次なる狙い・テレビ・ 地上デジタル放送やテレビ付きパソコンの普及で、双方向通信を生かした通販は大きな商機になる ・ アマゾンジャパンはTBSと提携して番組連動の通販を始めている        
          
■新たなるネット調達でコスト削減 :      
インターネットでの取引市場・・・・・ 商品や資材をグローバルに集めることができる ・ パソコンを使って入札価格を競り上げる(逆オークション)などネットを使った調達が拡大している ・ また情報の共有化による売り場改革も進められている  
  逆オークションは透明・公正・・・ 逆オークションは商品の仕様を買い手から提示されるので手数は掛かる ・ しかし取引の透明性・公明さが保たれる利点が大きい     
  販売・在庫情報の共有化・・・・・ 西友は親会社である世界最大の小売業・ウォルマートストアーズの調達システム「リテールリンク」を導入し、800の取引先と販売・在庫情報の共有化をすすめる ・ これにより流通コストを30%削減する    
       
■ネットで便利なお店が増える :   
ネットと実店舗との連携・・・・・・・・・ ネット通販と実店舗(リアルな店舗)とでは買われる商品が異なる ・ ネットは商品の届くのが早くても翌日になる ・ リアルな店舗の最大の強みはその場で買える点         
  サービス向上とコスト削減へ・・ ローソンの企画は、8000を超える店舗をメディアにして、店に来て楽しんでもらえるようにすること ・ 店舗内でコンサートの映像が見られるとか、いろいろな提供を考える       
電子マネーにも注目・・・・・・・・・・・ 2006年は電子マネーの動向が注目される ・ ポイントサービスもいろいろな形で増えよう      
           
           
  ニッポン復活への力    (日本経済新聞1月1日〜)        
06年は好況幕開けの年と予測・・・ 三菱UFJの調査部長談「景気循環を示す短期の在庫循環(3〜4年)、中期の設備投資循環(10年前後)、長期の建設投資循環(20年)、コンドラチェフの長期波動(60年) ・ 06年はこれら4つの循環がすべて上昇の時代に転じる「好況の時代」という ・ 06年10月には1960年代の57ヶ月持続の「いざなぎ景気」に並ぶ可能性がでてきた ・ バブル崩壊後の苦闘15年で世界に通用する経験と実力が備わったのかどうか ・ 日本経済好況目前  
労働生産性・バブル期の1.5倍・・ 日本の製造業の2003年の労働生産性は1990年比で1.5倍に向上した ・ 厳しいリストラの反映である ・ 「現場の強さから会社の復活を確信した」日産カルロスゴーン談にあるように、日本にとっては一人ひとりの価値が大切であり強い ・ 労働生産性国際比較 
M&A件数が15年で4倍に・・・・・・ 米国大手証券会社のゴールドマンサックスは、地に落ちていた90年代に日本を買った ・ ゴールドマンは日本の回復を信じ投資してきた ・ またゴールドマンは次なる日本のテーマに「ウーマノミクス」女性パワーをあげている ・ 日本の女性の労働力率が米国並に上昇すれば、日本の少子化の心配はないと説いている ・ M&A案件情報 ・ 日本M&Aセンター ・ ウーマノミクス関連銘柄   
ニホンゴ、東へ西へ・・・・・・・・・・・・ 世界でニホンゴの学習熱が上がっている(この15年で3.2倍) ・ 海外の日本への興味は日本の文化、イラク反米機運が、欧州やイスラム・アジア諸国に向けられ「優れた文化やサブカルチャーをもつ日本」へと関心が急速に高まっている ・ 勿論それだけでなく、日本経済の復活に支えられた実利的なニホンゴブームも健在      
サラリーマンだって職人・・・・・・・・・ かって「気楽な家業」だったサラリーマンは、今や雇用流動化、成果主義の波にさらされ楽な時代ではない ・ 吉野家ではBSEで牛丼販売中止後定食類が増えサービス時間が増えたが生産工学の手法で各工程を切り詰め黒字に転換した ・ 売り場売り場で顧客に好かれる販売員がいるがそれらにより支えられている        
アフリカへの投資まだ少ない・・・・・ 最貧民国が集中するアフリカ ・ 米国も2001年同時テロ以降、「貧困がテロを生む」として積極的アフリカ支援に転じた ・ 日本も打ち出したが、アフリカへの投資は少なくアジアへの1/20 ・ アフリカでしつけから厳しく教育し尊敬されている日本人などいるが、数すくない       
日本への帰化・90年の2.4倍・・・・ 大相撲幕内の外国人力士は3割近い・韓流ブームなど日本での外国取り込みが開かれてきている ・ 日本での外国人成功者は語る「日本では外国人でも土地を買え、顧客は外国人の発言に耳をよく傾ける」 ・ しかし一般社会ではまだ壁がある ・ 属州の人々に市民権を与えて繁栄しあたローマ帝国に学ぶまでもなく、「内なる外国」と洞付き合うかが日本国家存続の大きなテーマになってきている    
フリーター64万人に期待する・・・・ 90年代は社会が若者を育てる自信をなくした10年であった ・ 企業は即戦力を重視し若い活力に目を閉ざした ・ フリーターに手をさしのべている企業・団体がある ・ フリーターを大歓迎丁寧に迎えるところもある ・ 働き出すと二度とフリーターに戻りたくないとの若者が多い ・ 双方向の対話力を高めることができれば解決していこう 
オタク650万人が市場をつくる・・・ 1億総オタク化が個人消費を底堅くしている ・ インターネット革命で情報が伝わりやすくなったことによる ・ ネコ・パブリッシング(自動車・鉄道のマニアによる雑誌「ガレージライフ」毎号2万部刊行) ・ 「国鉄時代」(旧国鉄列車のファンによるもの) ・ 「オタバ」(オタクの社交場を目指すインターネットサービス・アニメ・漫画・健康・美容など2000の情報交換コミュニティが活況) ・ オタクビジネスについて考察 ・ 世界初のオタク系SNSのオタバ 
企業の研究開発費が3割増・・・・・・ 鉄鋼・造船・繊維などかっての不況業種が息を吹き返してきている ・ 研究の継続が逆境をしのぎニッポンの力になっている ・ クラレの「ビニロン」はアスベストの代替品として今や時代の先頭にあるが、アスベストの影で1950年より研究がされていた ・ 日本で開発された米の品種は約300、他国に比べて一桁多い、新品種となる確率は2/7000であるが地道な挑戦が続けられている ・ クラレ長繊維事業をグローバル化 ・ ビニロンとは     
環境関連の特許・米国の約2倍・・ 日本の環境首都コンテストで05年3月に水俣市が全国75自治体の中で総合1位となった ・ チッソの工場からメチル水銀の排水が魚介類ほかを汚染したが、湾は復元、稚魚の放流などしている ・ それだけでなく92年からは「モデル都市づくり」を掲げ、93年から家庭ごみの分別収集、水俣病総合研究センターから世界35カ国への指導も出ている
65歳以上高齢者の体力に期待・・ 45歳から59歳の男性の反復横とび回数が連続記録更新している ・ 現在40歳から60歳代は10代前半まで野外での遊び時間が明治以降最長の年代である ・ この先元気な高齢者、高齢者のイメージを変える可能性がある ・ 医療費削減でも予想以上の効果を生む可能性がある ・ 一方現在9歳〜12歳児の運動能力は下がってきている ・ 保育園でも1年3ヶ月過ぎて歩けない子どもが2割いる ・ 子どもが長生きできない可能性がある