ロシアの仕組み (中経出版社・小林和男著「ロシアの仕組み」より) |
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■大統領制と政府の仕組み : |
ソ連の大統領制・・・・・・・・・・・・・・・・ |
任期4年、連続2期まで務めることができる ・ 初代大統領はゴルバチョフ ・ 法律が議会採択によらず大統領令によるところが多く問題が残っている |
ゴルバチョフからエリツィンへ・ |
1990年ゴルバチョフ書記長は、ペレストロイカ(一党独裁・情報公開の改革運動)打開のため、大統領制を導入、ソビエト連邦の初代大統領に就任 ・ 連邦を構成していた各共和国にも大統領制が広がり、ロシア共和国でも大統領制が実施され、エリツィン氏がロシア共和国の初代大統領に選ばれた ・ 91年12月ウクライナ・ベラルーシなどがソビエト連邦から離脱を宣言し、連邦大統領ゴルバチョフ辞任、エリツィンが名実ともにロシアの大統領になった |
エリツィンからプーチンへ・・・・
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エリツィンは、96年心臓手術以降健康不安がつきまとい、また次女や新興財閥の闇があって、99年突然辞任 ・ 秘密警察出身のプーチンが大統領に選出された ・ エリツィンは民主化、市場経済化、地方分権などを進めた ・ しかし新興財閥に富が集中するなど、中央政府の求心力が失われた ・ これに対しプーチンは、「大国ロシアの復活」を掲げ、地方の首長の上院兼任を禁止し、また新興財閥にも横領などの取り締まりを強化、強い国家に向け秩序を確立した ・ エリツィンとは対象的な政策をとった |
政府・議会の仕組み・・・・・・・・・・・・・ |
ソビエト時代、政府は共産党一党独裁であったが、崩壊後のロシアでは、大統領に任命された首相・閣僚が政策を実施している |
議会は2院制・プーチン寄り・・ |
議会は2院制で上院議会(連邦会議)と下院議会(国会会議)とからなる ・ 下院議会自体が反エリツィンになったり、親プーチンになったりしている ・ 現在親プーチン議会で、議会の用が成されず、ロシア民主主義の発展が危惧視されている |
ロシア連邦の構成・・・・・・・・・・・・・・ |
ロシアは、タタール人・ウクライナ人・ユダヤ人など100を越す民族が住み、89の共和国・州・大都市からなる連邦制度の国家である ・ 共和国には、独立を求め紛争を起こしているチェチェン、 独自の憲法をもち自立を進めるタタルスタン、 ダイヤモンドや金が豊富なサハなど21の共和国がある ・ 極東にはユダヤ人が強制追放させられた(スターリン時代)ユダヤ自治州がある ・ 現在の人口は20万人・ユダヤ人はソ連に200万人いたが、ロシアになって150万人がイスラエルへ移民した |
プーチンの連邦政策・・・・・・・ |
全国を七つの連邦管区に分けて、それぞれに大統領の全権代表を派遣し、監視する体制をつくった ・七人のうちの五人は連邦保安局の幹部で占められている ・ 地方の知事が上院議員を兼任することを禁じ、逆にプーチン大統領は知事選挙にプーチン大統領を支持する候補を送り込んでいる |
ロシアの軍事ドクトリン・・・・・・・ |
通常兵器による大規模な侵略を受けた場合、核兵器の先制使用ありうるとした ・ ロシアへの脅威としては領土要求・外国の軍事ブロックの拡大・国際テロリズム・民族紛争分離主義・武器の不法な拡散密輸などとしている ・ アメリカとの戦略核兵器に関する条約は厳格に守り、最小レベルまで削減する用意があるとしている |
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■ロシアの経済(民営化・海外投資) : |
ロシアの財政・赤字が慢性化・・・・・・ |
90年代後半、新生ロシア財政赤字から短期国債乱発し金融危機へ ・ ロシアの歳出のうち最大のものは債務の返済(歳出の1/4を占める) ・ ロシア債務の総額2000億ドル ・ 日本、ドイツ、アメリカの国が貸した420億ドル ・ 日本など民間銀行の貸した320億ドル ・ しかし2000年2月1/3を債務を減額することで合意されている |
2段階の民営化・失敗目立つ・ |
1992年第一段階民営化として、株式購入への小切手による1万円程度のばらまき(バウチャー方式)が行われた ・ 1994年第二段階として、株式担保入札での株式売買を中心とした民営化 ・ 優良企業の株式を不当に安く譲渡したり、国有企業を担保にできる政商などが略奪することになった ・ プーチン政権になって、一部の政商の汚職腐敗を摘発しているが、政商たちはエネルギー分野などで新しい結束を図っている |
インフレが市民の財布を直撃・・ |
92年の25倍などとインフレになり、国債も売れず ・ 1998年8月17日、ロシア政府はルーブルの25%切り下げと、国債・外債の支払い一時停止などの措置をとった ・ 世界にロシア経済改革破綻としての衝撃が走った ・ この対策後通貨ルーブルのレートは一気に下落 ・ 固定相場も変動相場へ ・ 市中銀行が停止したりで、庶民の財布も直撃された |
意外であった早い回復・・・ |
しかし、原油の国際的な高値があっとことと、ルーブル下落で輸入減少国内生産増加とで、GDP99年+3.2%、2000年+7.5%と高い成長を示した ・ しかし原油価格はいつまで維持できるか疑問、経済の脆弱さが残っている |
海外からの投資に期待・・・・・・・・・・・ |
海外からの投資は、石油産業、それに食品・輸送・貿易・外食産業などですが、石油以外はモスクワに集中している ・ しかし現地で企業がのっとりされるなど、いろいろとトラブルがあり、司法も不十分とあって、投資が保護されていない状況 ・ プーチン大統領も改善を約束しているが、実務段階でなかなかことが動かない実情にある |
資金逃避がつづく・・・・・・・・・・ |
税金逃れに資本を海外に移してしまう ・ 犯罪組織が非合法に得た資金を安全な場所に移したりマネーロンダリングする ・ 市場経済に適応するため設備投資が必要であるが、資金が外国などに逃げて集まらない ・ ロシアの抱える根本的な問題になっている |
プーチンの税制改正・・・・・・・・ |
税率を低くし、国民の納税意識を高めてもらおうとの改革(所得税をMax30%→一律13% ・ 企業の売上税も5%→0%) ・ しかし末端の税務当局まできちんと行き届かない問題がある ・ 日露合弁企業で、湯酒巣製品への付加価値税などで問題がおきている ・ 均一した法の執行に課題が残っている |
エネルギー産業・・・・・・・・・・・・・・・・ |
天然ガスの埋蔵量は世界のおよそ1/3を占め第一位 ・ 原油は世界第七位である ・ また電力もエネルギー産業として重要な位置を占めている |
石油は戦略資源として・・・・・・ |
石油と石油製品の輸出はロシア輸出の1/4を占める ・ 石油の生産精製はソビエト時代は国営企業ででしたが、民営化後は株式会社化された ・ しかし投資が限られているため生産が縮小、ソビエト時代よりも減少している |
クリーンエネルギー天然ガス・・ |
天然ガスは石油よりも二酸化炭素の排出量が少ないのでクリーンエネルギーとして注目されている ・ 天然ガスの排出量はロシアが世界一 ・ 世界最大の天然ガス会社・(株)ガスプロムの株式の1/4はロシア政府 ・ ロシアのGNPの8%をこの企業が稼ぎ出している ・ 天然ガスの国内価格は輸出の価格の1/6〜1/9 ・ にも拘わらず国内では電力会社等が使用料の未払いであり、ガスプロムも税金の滞納をつづけている ・ その穴埋めに輸出を増加させており、根本解決がなされぬままになっている |
ロシアの電力会社の悩み・・・・ |
電力料金が国策で極端に低く抑えられていることと、消費者が電力料金を払わないことです ・ そのため電力会社は燃料を買う費用にも困り、停電がおこるなどエネルギー危機が繰り返されています ・ 設備投資、更新もなされておらず、チェルノブイリなどのような大規模な故障による電力供給危機が起こるのではないかと懸念されています ・ 広大な土地故、競争市場原理では難しく重要な課題を抱えている |
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■軍の装備と軍事産業 : |
軍事支出が国家のアキレス腱・・・・・・ |
旧ソビエトを崩壊に追いやった要因のひとつが、過度の軍事支出であったと指摘されている ・ エリツィンは兵力50万人削減で120万人へ、尚もプーチンは85万人体制まで減らすことを決めています |
現状の体制(各軍の兵力)・・・・ |
地上軍34万人・空軍18万人・海軍17万人・戦略抑止戦力(ミサイル)15万人・海外駐留兵力2万人・国境警備隊等42万人 ・ ICBM(大陸間弾道ミサイル)776基 ・ 潜水艦弾道ミサイル324基 ・ ABM(弾道弾迎撃ミサイル)100基 |
軍事品の半分が輸出されている・・・・ |
軍事産業の企業は1500あり、そのうち国営企業が600余り ・ 軍事品のうち6割は輸出されている ・ 旧ソビエト時代の組織の85%が継承されており、ハイテク技術も低く、軍民転換も容易ではない |
兵器輸出に拍車がかかる・・・ |
世界での兵器輸出の順位は、アメリカ・イギリス・フランスに次ぐ第4位 ・ 中国・インドなどへが多い、その他では南米諸国、アフリカ諸国、トルコ・ギリシャなどです ・ プーチンはイランなどへで兵器輸出を増加させる方針 |
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プーチンの「強いロシア」政策 (中経出版社・小林和男著「ロシアの仕組み」より) |
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■プーチン大統領の年次教書演説 : (日本経済新聞 2007年4月27日より) |
来年3月任期満了・最後の演説・・・・ |
「政治的な総括はまだ早い」としながらも、プーチン大統領は4月26日年次教書演説で、米欧に向けての対決姿勢を鮮明にした |
欧州通常戦力条約の停止・・ |
欧州通常戦力条約(CFE)の履行停止を表明 ・ プーチン大統領は、ロシアはCFE条約の調印、批准の両方を行い、現在も各項(双方軍縮目標を設定)の実施へ向けて努力を継続しているにも関わらず、「西側諸国はCFEの批准さえもしていない」と批判した ・ NATOが旧ソ連圏まで取り込みつつあることに危機感を強めての発言 |
ミサイル防衛で米国批判・・・・ |
中近東・東欧へ米国がミサイル防衛システムを配備することにつき批判 ・ 欧州からの批判に賛同し、また「欧州とは建設的な関係を築きつつある」強調、欧米分断への意図を示した |
外国企業への漁獲割当中止・ |
ロシアの加工産業を育成することを理由に、外国企業への漁獲割当の廃止を表明 ・ 日本はロシアの200海里水域内でサケ・マスの漁を漁業協定を結んで実施しているが、この協定もなくなるのか定かではない |
その他の演説内容・・・・・・・・ |
職業軍人や装備の増強で今後も軍事力の強化を進める ・ ユーラシア経済共同体や上海協力機構の枠内で統合プロセスを速める |
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■エリツィン時代とプーチン時代の比較 : (朝日新聞 2007年4月26日より) |
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エリツィン前大統領 |
プーチン現大統領 |
内政 |
大統領と議会が激しく対立
議会の解散もあった |
議会は与党が多数
地方知事も大統領が任命 |
言論 |
大統領批判も含め
言論や集会の自由を維持 |
テレビを中心に締め付け
デモの規制も強化 |
経済 |
ソ連崩壊で混乱
国家の富も財閥が握る |
石油高値で成長
汚職や貧富の差が深刻 |
チェチェン |
武力介入
独立派に敗北 |
軍事侵攻で親ロシア派の
共和国政権を樹立 |
外交 |
対米協調の親西側路線 |
米一極支配に対抗
中国などとの連携強化 |
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ソ連解体主導者・エリツィン死去・・・・ |
4月23日心臓衰弱により死去 ・ 76歳 |
略歴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
ウラル工科大学建築科卒業 ・ 85年共産党中央委員 ・ 88年ゴルバチョフ批判で解任 ・ 89年代議員選挙で復活 ・ 90年ロシア共和国最高会議議長 ・ 91年7月ロシア共和国大統領に就任 ・ 12月独立国家共同体(CIS)樹立、ソ連崩壊 ・ エリツィン前大統領の経歴 ・ 民主化の流れをつくった ・ 北朝鮮は反エリツィン |
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ロシアの歴史(2)ソヴィエト連邦 (歴史研究所「ロシア史」 ・ 「Wikipedia」より) |
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■レーニンとソヴィエト連邦の成立 : |
2月革命(ロマノフ王朝終焉)・・ |
二月革命(1917年2月)は食糧不足を原因で市民がロマノフ王朝への不満が爆発 ・ その抗議デモから始まった ・ その不満はロシアの第一次世界大戦への参戦継続にも向けられ ・ 抗議運動は拡大、これらの動きを見た臨時政府や軍首脳は専制の継続を無理と判断し、ニコライ2世に退位を勧告 ・ 300年におよぶロマノフ朝は終わりをつげた |
ボリシェヴィキ政権成立へ・・・・・・・・ |
二月革命から十月革命の間に、多数の無政府主義者および共産主義革命論者は革命を起こす ・ ボリシェヴィキ(指導者レーニン)は労働者階級および無政府主義者と共同して革命を起こすも臨時政府により鎮圧される ・ がしかし次第にボリシェヴィキへの支持が高まっていく |
10月革命・・・・・・・・・・・・・・・・ |
レーニンは武装強化へと進め、10月12日に軍事革命委員会を設置 ・ 前後して軍の各部隊が次々にペトログラード・ソヴィエトに対する支持を表明 ・ 臨時政府ではなくソヴィエトの支持高まり ・ 10月24日、臨時政府は最後の反撃を試みて、ボリシェヴィキの新聞の印刷所おなどを占拠したが、これが引き金となりボリシェヴィキは武力行動を開始、10月25日に臨時政府を打倒した ・ この1917年10月の革命でボリシェヴィキ政権が誕生した
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ソヴィエト連邦共産党の成立・・・・・・・ |
1918年ボリシェヴィキは「ソヴィエト連邦共産党」と改名される ・ 全国にソヴィエト(評議会)を作り、18歳以上に選挙権を与えるが、共産党以外の政党は禁止へ |
共産主義・独裁へ・・・・・・・・・・ |
・個人取引の全面禁止 ・強制労働制 ・企業国有化 ・食料配給制 ・農産物強制徴発 などが実施される ・ 農産物は全て供出 ・ 農民は各地で反乱を起こすが、全て撃破されてしまった |
新経済政策・・・・・・・・・・・・・・ |
しかし、数百万人もの餓死者が出るなどし、さすがのレーニンも新経済政策(ネップ)を推進し、農産物強制徴発制の廃止、余剰農産物の自由販売、私営中小企業の開設許可などを打ち出した |
ソヴィエト連邦の誕生・・・・・・・・ |
1922年、ウクライナ、ベロルシア、ザカフカス、ロシア共和国がソヴィエト連合となりソヴィエト社会主義共和国連邦が成立 ・ 新経済政策(ネップ)の効果も現れ、経済回復し、イギリス・フランス・イタリアがソ連を承認 ・ ヨーロッパとも友好的となった |
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■スターリンによる独裁の時代 : |
スターリンという人物・・・・・・・・・・・・・ |
スターリンはグルジア人 ・ 1912年、レーニンによって党幹部に登用される ・ 1922年に党書記長に ・ レーニンはスターリンを後継者にと一時決めたが、スターリンの少数民族迫害、さらに妻への暴力などがあり、レーニンはスターリン嫌うようになった(レーニンは少数民族差別撤廃を考えていた) ・ しかし、レーニンは病に倒れる ・ そしてレーニンの死去後、スターリンはモロトフと共に党内で独裁体制を築きあげる |
第1次5カ年計画(農民との闘争)・・・ |
1928年スターリンは第1次5カ年計画を発表(農業集団化を強行) ・ 私有農地を持つ富農クラークは資本主義者で敵だとし、処刑された ・ クラークは処刑またはシベリア収容所へ強制連行されたが、その数100万人を超えたとされる ・ そのツケが回って1933年には大飢饉が発生 ・ 農業生産の専門家たちも処刑・追放され ・ その結果、32〜33年に餓死者が500〜700万人に達する ・ 畜産分野も1928〜33年の間に、牛や馬は半減、羊と山羊も3分の1になってしまう |
スターリン反対派を処刑(大粛清)・・ |
スターリン派のキーロフが暗殺されたことで、スターリンは自分に反対するものを次々処刑することになる ・ 刑法も改正(10日間以内に処刑など) ・ スターリン反対派古参幹部を中心に1108名の逮捕しシベリアへ送り、うち848名の銃殺 ・ 36年〜38年には日本のスパイ、ドイツの手先などの口実で、137万2393名が逮捕され、68万1692名が銃殺された ・ 最終的には、犠牲者は数百万人 ・ レーニン時代からスターリン時代にかけて、餓死者を含めると、何千万もの人が命を落とした ・ 反対派を粛清する一方で、スターリンは憲法を改定し、秘密投票を含めながらも普通選挙実施、ソ連は普通の国であると世界にアピールしていった |
スターリンと第二次世界大戦・・・・・・ |
独ソ戦争では厳しく追い込まれたが、極寒とアメリカの参戦で陥落は免れた ・ 戦後、スターリンは、テヘラン、ヤルタ、ポツダムでの連合国首脳会談に出席し、東ヨーロッパをソ連の勢力圏に、そして日本側は千島列島を手中にした ・ また、満州にいた日本人50万人を労働力としてくシベリアへ移送させた ・ スターリンと第二次世界大戦 |
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■フルシチョフ・ブレジネフ時代 : |
マレンコフ首相兼書記長・・・・・・・・・ |
スターリン1953年痴呆が入ってきて病死 ・ スターリン死後、マレンコフが首相兼党書記、モロトフが第1副首相なる ・ 収容所にいた240万人のうち、120万人を釈放した ・ マレンコフ首相は、軽工業を重視政策とし、それと「核戦争に勝利はなく、文明が破滅する」と、呼びかけ、アメリカと平和共存の道を探る ・ しかしこれが保守派に反対されて55年に辞任に追い込まれて、フルシチョフ書記長の政権が誕生する |
フルシチョフ政権の時代・・・・・・・・・・ |
フルシチョフも、アメリカとの「平和共存」政策をとった ・ 重工業に力を入れ、農業改革も実施し農業開発を成功させた ・ スターリンを批判した秘密報告を行う ・ その内容は( ・レーニンがスターリンを批判した遺言の紹介 ・スターリン「個人崇拝」が党と国家に大きな損失を与えた ・無実の同志に対する大量弾圧 ・戦争指導上の誤り ・外交政策の誤りなどで大きな責任と) ・ キューバ問題、農業政策失敗などがあって、ブレジネフに政権が移される |
ブレジネフ政権の時代・・・・・・・・・・・ |
ブレジネフは、スターリン批判に「ふた」をし、次第に広がっていた民主化の動きにとめる ・ しかし一方で、禁書であった本も自由に読めるようにしました ・ チェコ、プラハの春の事件が起こり、軍事介入リーダーのドプチェクを逮捕、抵抗する市民十数人を射殺した ・ その他にもヴェトナム戦争、アフガニスタン侵攻などがあった ・ 1982年、ブレジネフは死去 |
若きゴルバチョフへ・・・・・・・・・・・・・ |
ブレジネフ後は 84年にアンドロポフ、85年にチェルネンコと継がれるが、チェルネンコ逝去でいよいよ54歳のゴルバチョフが書記長になる ・ ゴルバチョフはブレジネフが後継者として育てられていたて人物で、農業官僚の出身 |
社会改革への波があった・・・・・・ |
ゴルバチョフ書記長誕生の前から、ソ連は崩壊の道を歩み始めていた ・ レーガン政権の軍拡政策への対応 ・ これ以上軍拡をするだけの力はなく、ブレジネフ政権は社会改革必要性に迫られていたが、それを行うことなく去ってしまう |
グラスノスチとペレストロイカ・・・・ |
ゴルバチョフは、グラスノスチ(情報公開)と経済のペレストロイカを推進 ・ 大統領制を新設し、最初で最後のソ連大統領となる ・ 権限を強化させる一方、それまで共産党一党独裁を、国民選挙、連邦構成共和国議会によるように変え ・ グラスノスチとペレストロイカは西側には「改革」を印象づけました |
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■リンク集 : |
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レーニン時代・・・・・・・・・・・・・・ |
ボリシェヴィキ政権 ・ ニコライ一家の悲劇 ・ ソヴィエト連邦 ・ 新経済政策(ネップ) ・ レーニン ・ マルクスレーニン主義 |
スターリン時代・・・・・・・・・・・・・ |
第一次五カ年計画 ・ 大粛清 ・ スペイン内戦 ・ ノモンハン事件 ・ カチンの森事件 ・ 独ソ戦争 ・ 第二次世界大戦 ・ スターリン |
フルシチョフ時代・・・・・・・・・・・・ |
モロトフ ・ マレンコフ ・ フルシチョフ ・ ワルシャワ条約 ・ ハンガリー事件 |
ブレジネフ時代・・・・・・・・・・・・・ |
プラハの春 ・ デタント(緊張緩和) ・ ヘルシンキ宣言 ・ アフガニスタン侵攻 ・ 宇宙開発競争 ・ ブレジネフ |
ゴルバチョフ時代・・・・・・・・・・・ |
グラスノスチ ・ サハロフ ・ ペレストロイカ ・ チェルノブイリ原発事故 ・ ヤナーエフ ・ ゴルバチョフ |