年をとっても健康で:ひざの痛み・がんの不安・過剰脂肪のないように  
        
                  (日本経済新聞 2006年10月24日ほかより)   新聞特集などを分かり易く整理

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ひざの痛み諦めない がんの予防:禁煙・食事・検診
内臓脂肪・中性脂肪にもご注意
変形性膝関節症対処療法
運動は医師の指導で
アセチルグルコサミン
 . タバコが原因での死者・年間11万
がんの原因3割が食事・コホート研究
検診で予防のできる癌・出来ない癌
 . メタボリックシンドローム判定基準
企業検診で生活指導を徹底する
ひざ痛み、がん・肥満 リンク集
    特集記事のバックナンバー:      掲示板 (チョット関連の話題ありませんか) 

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昨今のがん治療 と 最新のがん治療 (部位別)
    ・ 死ぬまで足の痛みがないように
    ・ 生活習慣病の予防・検査・療法 
    
           ・ 肥満改善


  ひざの痛みあきらめない   (日本経済新聞2006年10月24日より)   
■殆どが変形性膝関節症 :         
女性の75%が悩んでいる・・・・・・・・・ 立ち上がったり、歩いたりするときに痛む、その多くは変形性膝関節症 ・ 東大医療センターの調査では、55歳以上の女性では75%、同じく男性は54%が悩んでいるという     
関節の軟骨が磨り減って痛む・・・・・・ 変形性膝関節症は、軟骨の磨耗から起こる病気 ・ 老化や体重の増加により軟骨が磨り減る ・ 膝が痛いからと身体を動かさないでいると、体重が増加し悪循環に陥る ・ 骨がつぶれて変形してくると(骨棘:こつきょくができるという)ひざの曲げ伸ばしが激痛のためできなくなってくる  
■対処療法は運動と機能性食品 :          
ウォーキングなどの適切な運動を・・・ 膝関節の専門家清水エスパルス福岡重雄医師の話では「適切な運動と体重管理、効果的な機能性食品の利用」を対策として奨めている ・ 磨り減った軟骨が元に戻ることはないが、ウォーキングなど適度な運動をすると血行をよくし、軟骨の滑りをよくする  
運動の仕方は医師の指導で・・・・・・・ 運動も無理のないようにすることが大切 ・ 「運動をすると膝が炎症を起こすので、運動後そのままにせず冷やすことが大切」(福岡医師談)     
アセチルグルコサミンが補助する・・・ 軟骨の滑りをよくする成分をつくる「アセチルグルコサミン」が一般的に利用されている ・ 骨と骨との間でクッションの役目をする軟骨はコラーゲンの繊維にヒアルロン酸やコンドロイチンというねばねばした多糖がしみこんでなっているが、アセチルグルコサミンは後者2つの原料になる    
   含有食品とサプリメント摂取を・・・ アセチルグルコサミンはカニ、エビ、きのこ、牛乳などに含まれている ・ 食べ物からの吸収のほか、身体のなかでも合成され作られている ・ 年をとると合成能力が減退するので食品やサプリメントなどで補助するのがよい 
■リンク集(ひざの痛み関係) :     
   対処療法・リハビリ・・・・・・・・・・ 手遅れにならないうちに ・ 膝痛対策8つの方法 ・ 膝痛の運動療法 ・ 正しい姿勢は痛みを防止 ・ 膝痛の整体的対処法 ・ 知っておこう:何故膝痛になるのか
   治療医療機関等・・・・・・・・・・・・ 変形性膝関節症の状態・手術 ・ 変形性膝関節症の治療方法 ・ 手術への見極め方 ・ (よいかどうか分かりませんが、膝痛の専門医です → 遠絡療法銀座クリニック ・ お役立ちリンク集 ・ 家庭指圧のやり方ほか)    
       
   
  がん予防に禁煙・食事・検診を   (朝日新聞2006年10月30日より) 
   
■喫煙習慣を改めよう :  (大阪府立健康科学センター・中村正和部長談) 
タバコが原因での死者年間11万人・ タバコには4000種類の化学物質が含まれており、そのうち2000種類が有害物質、40種類が発ガン・ガン促進物質になっている ・ 厚生省の調査では、男性喉頭がんの原因の100%ちかくがタバコによるもの ・ そのほかタバコが占める割合は、肺がんが70%、食道がん50%、くも膜下出血と虚血性心疾患が30%になっている ・ 肝臓がん、すい臓がん、胃がん、多くのがんと密接に関係するほか、がん以外にも狭心症や心筋梗塞、肺気腫、糖尿病など多くの病気の原因となることが分かっている   
    禁煙すればリスク大幅ダウン・・ 1年間禁煙すると、狭心症や心筋梗塞のリスクは半減 ・ 肺がんならば10〜15年禁煙すると、リスクは50%〜30%へ減少します        
禁煙治療の方法・・・・・・・・・・・・・・・・ タバコ依存症は「脳の病気」 ・ ニコチンが脳に達すると、ドパーミンという快楽物質を出し、快感が得られ依存して行くようになてしまいます      
    保険適用の禁煙用の薬剤・・・・ ニコチンパッチという禁煙用薬剤が今年から保険の適用になりました ・ おそらく2年以内にはその飲み薬も出てくると思います (どんなふうに使うのニコチンパッチ         
    楽にタバコをやめられる方法・・ 禁煙せずにタバコをやめる ・ 5日でタバコをやめる方法 ・ 20代、30代女性におくるやめる方法 ・ 我慢せずにタバコをやめる方法 ・ 3日でタバコをやめる方法
禁煙治療に保険の適用・・・・・・・・・・ どこの病院でも受けられるわけではない ・ 受けられる医院は日本禁煙学会ホームページで公開されている ・        
    医療機関により成功率が違う・・ 保険を使ってタバコをやめよう ・ 禁煙外来へ行って見た体験談         
受動喫煙も健康を害す・・・・・・・・・・・ 本人が喫煙していなくても傍で喫煙されていれば同じく健康を害します ・ 飲食店やタクシーなどまだまだ遅れており、基本的には喫煙できる場所を屋外にしなければ効果は少ないでしょう         
    家族が喫煙するならば・・・・・・ 吸える場所を屋外にするとか、できればもっと離れた公園とか路上だとかにするルールを決めてください ・ 吸いづらい環境作りが大切 ・ ニコチンパッチの錠剤を使えばタバコを楽にやめられる時代がもうじきくるでしょう       
       
■がんの原因3割が食事 :  (岐阜大学永田知里教授談)     
分かってきたことは・・・・・・・・・・・・・・ 疫学的手法により食事とがんの関係を調べている ・ 確実とされてきたことは次のとおり            
    運動・野菜・果物がよい・・・・・・ 運動すると結腸がんのリスクを下げる ・ 肥満は直腸がん・乳がんのリスクを高める ・ 野菜・果物が胃がんなどのリスクを下げる ・ 大豆・植物繊維・葉酸・ビタミンなどの効果も挙げられています   
    貯蔵肉・食塩・飲酒とり過ぎ?・ 飲酒は口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓などのがんと乳がんによくない ・ 貯蔵肉の取りすぎは大腸がんのリスクを、塩蔵品と食塩の取りすぎは胃がんのリスクを高める        
コホート研究の結果公表されている・・ 食事とがんの関係を大勢の人を対象にして調査するものをコホート研究 ・ 対象となる人のグループをコホートと呼ぶ        
    コホート研究関連リンク集・・・・ 緑茶と胃がんの関係 ・ 緑茶と乳がんの関係 ・ 果物摂取と健康の関係 ・ 野菜摂取と健康の関係 ・ 高齢者・高血圧者のコホート研究    
    がん予防に関するリンク集・・・・ がんを防ぐための12か条(国立がんセンター) ・ がんを防ぐ食事14か条  ・ がんの知識と予防 ・ 大腸がんを防ぐには ・ 乳がんを防ぐ ・ 胃がんを防ぐ ・ 肺がんを防ぐ     
                
■がんは検診活用で予防できる :         
早期発見の利益を知ろう ・・・・・・・・ (大阪府立成人病センター中山富雄参事談)          
    乳がん検診欧米では盛ん・・・・ 米国と英国では、乳がんのマンモグラフィー検診が国家プロジェクトの形で行われており、40歳以上の女性の70%が受診している ・ 日本では開始されたばかりでまだ10%あまりです         
    発見が可能になってきた・・・・・ 胃がん・大腸がん、子宮頸がん・乳がんなどは発見が可能になってきた ・ 発見してから発病までの期間があるので、治療ができるようになってきた            
    発見時には手遅れのがん・・・・ 一方、発見できても手遅れのがんがある ・ 白血病、悪性リンパ腫などで、発見から症状が出るまでの期間が非常に短く、発見時には手遅れということがあります            
    公費で検診できるがん・・・・・・・ かかりやすいがんで、検診が有効とされるものが、公費でのがん検診です ・ 公費でできる対象のがん検診は、男性:胃がん・大腸がん・肺がん 女性:大腸・胃・子宮・肺などになっています ・ 受診の頻度は、凡そ年に1回です ・ 女性で子宮頸がんは20歳以上で2年に一回受けたほうがよいとされています   
がん検診の有効性の現状                
    死亡率の下がる根拠十分ある・ 子宮頸がんの細胞診 ・ 乳がんの視触診とマンモグラフィーの併用 ・ 大腸がんの便潜血検査          
    死亡率の下がる根拠がある・・・ 胃がんのX線検査 ・ 肺がんの胸部X線撮影と細胞診の併用 ・ 肝臓がんの肝炎ウィルス検査          
がんの検診関連リンク集・・・・・・・・・・ がんの予防検診研究センター ・ 消化器がん検診学会 ・ 国立がんセンターのホームページ ・ がん検診専門人間ドック  ・ 日本がん検診診断学会                    
   
   
  内臓脂肪・中性脂肪にもご注意を   (日本経済新聞2006年12月20日夕刊より)
脳梗塞や心筋梗塞に・・・・・・・・・・・・ 肥満・糖尿病・高血圧・高脂血症は心筋梗塞や脳梗塞に直結する「死の四重奏」 ・ 中でもあらゆる病気の先駆けとなるのが、肥満である ・ BMI値(体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)の値)が25以上が肥満   
   メタボリックシンドローム・・・・・・・ 肥満の多くは内臓脂肪型肥満で、これが脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすいことになっています ・ そのことをメタボリックシンドロームといいます      
   メタボリックシンドローム判定・・・ メタボリックシンドロームの判定基準は、へそ周りの径(ウェスト径)が男性85cm以上、女性90cm以上であること、@中性脂肪、A血圧、B血糖の2つ以上が適正値からはずれている場合、メタボリックシンドロームと判定されます ・ メタボリックシンドローム注意の対象者は40歳以上で、男性は2人に1人、女性は5人に1人が該当するという      
企業健康診断で肥満チェック開始・・ (日本経済新聞2007年3月25日より)       
   生活改善指導を徹底する・・・・・ 2008年4月からであるが、企業の健康診断でメタボリックシンドロームに着目し、対象者に生活改善を指摘するようになる ・ 指導必要度大のひとには、目標を作って電話・面談・メールで指導し3〜6ヶ月で改善するよう指導する        
   専業主婦も検診できるように・・・ 1年後に始まる新検診は、40〜74歳の全国民が対象で、企業の健康組合や市町村の国民健康保険などの運営者が実施する ・ 新制度では、夫が加入する健保組合が、専業主婦に対しても検診できるようにすすめる ・ 検診データはデータベース化し必要に応じて引き出せるようにもなる
   肥満・検診関連リンク集・・・・・・・ メタボリックシンドロームとはな〜に? ・ 診断基準 ・ 健康診断の新基準値 ・ メタボリックシンドローム対策ガイド ・ 基礎知識     
中性脂肪が気になる方へ・・・・・・・・・ メタボリックシンドロームのうち、血中脂質における診断基準は「HDLコレステロール値<40mg/dl未満」の低HDLコレステロール血症で中性脂肪が150mg/dl以上のひとである   
   中性脂肪を低下させるには・・・・ 中性脂肪を減らす食品・増やす食品 ・ 中性脂肪を減らす食生活 ・ 中性脂肪対策 ・ お茶と中性脂肪