老後資金 抱えた含み損どうする |
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■老後資金株価投資で含み損 : (日本経済新聞 10月27日より) |
第二第三波の暴落で大方が損・・ |
今回の株価暴落で多額の含み損を抱えた人は多い ・ 10月はじめ米国で金融安定化法成立するなど、金融回避に向けての雰囲気もあって、「10月8日の下げて売り一巡と判断し買いを入れた」人も多かった ・ 逆張りの発想から、下げ相場でも個人は一貫して買い越し基調を続けている ・ しかし第二波、第三波の株価下落で傷口を広げてしまったケースが多い |
この時期儲けた人もいるが・・ |
金融危機で収益を上げた個人投資家もいる(数は少ない) ・ 10月上旬に権利行使価格1万円の日経平均オプションのプット(売る権利)を三枚購入した ・ オプションとは株価指数などの売買の権利を取引するデリバティブ(金融派生商品)の一種で、プットはその後に株価が下がれば逆に価格が上昇する商品 ・ 結果買値の20倍以上で売りぬけ220万円の利益を得た人がいる ・ ただしこうした商品は、相場が逆に動くと大損をする ・ 誰もが手がけられる手法ではない ・ ここに来て大損を抱えた人多いが、回復まで静観するしかない |
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■家計ピンチへ、対策始めよう : (朝日新聞 10月30日より) |
節約しなけりゃ家計がピンチ・・・・ |
「以前お金があればあるだけ使ってしまった」という人も多かろう ・ ここにきて家計のピンチで見直さざるを得なくなってきた |
生活費の封筒管理術・・・・・・ |
某主婦の家計術: 毎月の収入の中から、光熱費・家賃・保険料など必要経費をまず別に取り置く ・ そして食費は1週間分づつに分け、現金で手元に置く ・ 週1万円ならば一日あたり1428円 ・ お金の減り方がひと目で分かるようになる ・ 纏め買いもしなくなり節約がすすむ ・ 1週間のスタートは金曜日がお勧め ・ 月曜がスタートだと週末はお金が少なく、料理も寂しくなる |
金融不安は家計にも影響・・・・・・・ |
「冬のボーナスあたりから影響が出てくる」 ・ 新年度以降給料が上がらない、減る、雇用不安も出てこよう ・ 一方で資源高も続くから物価の上がりも続く ・ 貯蓄し支出は抑えたく、家計の見直しは必至のときにある |
家計簿のつけ方から始めよう |
家計簿をつけ集計して見直す習慣を ・ 必ず予算をたて、月末には見直し、予算を守るようにして行く ・ まずは長期のライフプランを立て、マイホームなど多額の費用の掛かるものは年表にして、支出の予想学とそれへの備えをたてる ・ プランは必ず書いてみることが必要 ・ まずは必要経費を先取りし、残りでその月のやりくりをしよう ・ 減らせるもの、減らせないものの目論見をたてる ・ ここまでできたら上記の封筒管理術の出番となろう ・ 取りあえず1ヶ月やってみて、赤字になるようであったら修正していけばよい ・ ボーナスでの穴埋めはやめたい |
クレジットカードはやめたい・・ |
家計管理の苦手の人は、クレジットカードはやめた方がよい ・ 家計管理で大切なことは「予算を守れた」という達成感であろう ・ ライフプランの記入用紙の例 |
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株、今さらですが、どうしますか? |
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■塩漬け銘柄の対処について : ファイナンシャルプランナーの意見 (日本経済新聞11月23日より) |
立花証券役員平野憲一氏意見・・ |
ここで有望銘柄、有利な他の金融商品があるのなら、一旦損失を確定して再投資する選択もあります |
アブダビ投資庁林則行氏意見・・・ |
株を買うまでは企業の業績動向を重視するのに、買ってしまうとそれを見なくなり株価動向だけで判断してしまうものである ・ 判断の際に大事なのは自分の購入価格を忘れることです ・ 言い換えれば「自分が現在持っていることを忘れた上で、今でのその銘柄を買いたいかどうか」買いたいとすれば持ち続ければよいのです |
大和住銀窪田真之氏意見・・・・・・ |
塩漬け株で、中小型の株は、当初買ったときの理由がなくなってしまったら、早めに売却すべきでしょうと忠告している ・ 経営基盤が脆弱で予想以上に経営が悪化することもあるからです |
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■段階的な売却のやり方もある : ファイナンシャルプランナーの意見 (日本経済新聞11月23日より) |
立花証券役員平野憲一氏意見・・ |
「いったん手放すと決めたら株価のことは気にせず即行動に移す」というのがプロの手法 ・ 3〜5年後までに戻ると考える株価と今の株価との値幅を均等に分割し、売却価格を決めて一部を売り、売却後値下がりしたら売った分だけ購入し、再度株価が売却価格まで上昇したらまた売ります ・ 早期に最初に購入したところまで上がらないものの、少しずつ利ざやを稼いでいくことができます(ただし、小刻みに購入もできる人でないとこの方法は危ない) |
株式アナリスト清水洋介氏意見・・ |
「株価の戻りのスピードの違いで、銘柄ごとに売却のタイミングを変える」 ・ 景気後退期に買われやすい業種(医薬品・電力・ガス・食料品など) ・ 景気回復期初期に買われやすい業種(化学・鉄鋼・非鉄金属・海運など) ・ 景気回復期に買われやすい業種(金融株・ハイテク・外需株など) ・ そして内需株・IT株・中小型株へと移行する ・ こうした流れを頭に入れておくと景気回復で恩恵を受けながら売却をしていくことができます |
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■Bricsは今でも元気なのだろうか : (日本経済新聞11月17日より) |
Bricsの経済規模・・・・・・・・・・・・・・ |
Brics新興国はブラジル、ロシア、インド、中国を言います ・ これらの国のGDP(国内総生産)の合計は日米独英仏伊先進六カ国合計の15%程度ですが、いずれは先進六カ国を抜くと予想されています |
どうして台頭してきたのか・・・ |
第一の強みは人口(豊富な労働力と巨大な消費市場)、第二が天然資源(鉄鉱石を産出するブラジルと石油ガスをもつロシアが特に有利)です ・ この基盤の上に外国からの投資で工業が進み高成長をはたし、投資マネーが集中しました ・ Bricsを対象にした投資信託がブームになりました |
世界金融危機の影響は・・・・・・・・ |
株価をみると、中国上海株は約1/3にまで暴落しました ・ ロシアも1/3、ブラジル・インドも年初比1/2です ・ 国際商品の価格急落も打撃になっています ・ 商品への投機マネーの潮も引き、Bricsはピンチになっています |
今後の勢いはどうか・・・・ |
本来の底力は失われてはいません ・ 今Brics諸国は輸出代金を外貨準備として積み上げ、経済の安定性よりどころにしています ・ この貯金でショックから身を守る準備をしています |
Bricsの経済見通しは・・・・・・・ |
これまでのような二桁の経済成長は難しいと思われる ・ 経済収支の悪化やインフレ懸念もある ・ ブレーキをかけながら安定成長へ切り替えができるか正念場にある ・ そのためには人口の多さを生かした内需拡大ができるのかがキーで中間層を増やし、地道に産業を育てていけるかにかかっています |
ブラジルは経常赤字国へ・・・ |
ブラジルは、資源価格が下落して輸出が減少する一方、国内景気に余熱が残っているので経常収支が赤字になっています |
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■リンク集 : |
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買うチャンスとの意見・・・・・・・・・・・ |
この金融危機いつ終わるだろうか(ある見方) ・ 買い捲れ意見(ある見方) |
買うのは危険との意見・・・・・・・・・・ |
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