新型インフルエンザ この秋から流行 注意!注意! 
                ( 朝日新聞、日本経済新聞より )

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新型発症ピークは9月下旬  
予防対策
2m以内で感染する
流行は第2、第3波もやってくる
年齢別、地域別発生状況
 . 糖尿・喘息・肥満の人
妊婦・幼児
高齢者 等の各注意点
 . インフルエンザの感染経路
マスク・手洗いを 
リンク集(厚労省ほか)
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  新型インフルエンザ発症ピーク9月下旬    
■流行期に入った :   (日経新聞8月23日より)  
ひとり一人の予防対策がキー・・・・ 国内で新型インフルエンザの全国的な流行が8月に始まった ・ 9月下旬には大流行(ピーク)するのではとみられる ・ 軽症者が多いが患者数が増えた結果、重傷者・死者も相次いでいる ・ 学校が始まると感染者は急激に増えるとみられる ・ ひとり一人の感染予防対策がカギを握りそうである
   2m以内で感染する・・・・・・・・ 感染者が普段の状態で飛沫を飛ばす範囲は約2mである ・ もう一つは接触感染で、せきやくしゃみ、鼻水がついた部分に健康な人がふれ、その手で目や口、鼻など触ると感染する
   感染者の致死率0.5%・・・・・・ 海外の研究報告では、新型の致死率は1957年に流行したアジア風邪並の0.5%であろうとされたいる ・ 日本においては持病を抱え身体が弱っている人が死亡している ・ 季節性インフルエンザは致死率0.1%とされるが、それでも2005年春先大流行したインフルエンザでは高齢者の死亡が急増、肺炎を死因とする死亡者が10万7千にもなった ・ このため季節性よりも致死率の高い今回のインフルエンザには警戒を不可欠である  
               
■発症ピーク9月下旬にも :    (朝日新聞8月29日より)          
厚生省が流行期を発表・・・・・・・・ 国民の2割(季節性インフルエンザの2倍程度)が発症すると想定し、38万人が入院、約3万8千人が重症になり、ピーク時には一日に76万人が発症するとしている ・ 入院ベッドの確保などで、重症化しやすいこどもや持病のある人ら向けの医療体制が急務である     
   9月下旬〜10月にかけて・・・・ 国立感染症研究所の予測では9月下旬〜10月にかけてがピークとしている ・ ピーク時には全国で4万6千人が入院すると見込む ・ 流行は9週目でピークになり、19週目で一旦終息する ・ 国民の3割が発症すると、95万人が重症化するであろうとみている    
   流行は第2第3波もやってくる 季節性インフルエンザの流行と重なり、注意を呼びかけており、新型の流行には第2波、第3波もくると警戒している   
42都道府県で流行開始・・・・・・・・ 国立感染症研究所の調べによると、全国5000の医療機関に8月末の1週間に1病院平均2.47人の患者が受信している ・ 1病院当たりの受信者数は、沖縄(46.31人)・埼玉(2.94人)・神奈川(2.85人)・福井・徳島の順で多い     
   世代別では日米相異・・・・・・ 4万6千人の内訳・世代別では、15歳までが1万5千人、16歳〜65歳が2万人、65歳以上が1万1千人若い人が多いと見ているが、米国では25歳〜65歳に死亡例が集中しており、糖尿病など疾患患者に多くなっている  
       
■秋以降への注意点 :  (日経新聞7月24日より) 
持病をお持ちの患者の場合・・・・・ 国立国際医療センターの野田部長によれば、血糖値をきちんと管理しなければいけないと話す ・ 血糖値の目標は「ヘモクロビンAIc値」で6.5%未満、空腹時血糖値で130未満、食後血糖値で170未満にあたる ・ 病状を放置している人は治療を始めるのがよいであろうと言っている      
   糖尿病は新型に罹り易い・・・ 糖尿病だと心臓病や腎臓病などの別の合併症を抱える人が多く、新型インフルエンザへのリスクが高くなる    
  ぜんそく・肥満患者も要注意・・ 海外ではぜんそく患者や肥満の人に重症患者が多い ・ 心臓病の人や免疫抑制剤の投与を受けている人、エイズ患者なども高リスクである ・ これらの疾患を抱えた人は、流行時に病院などの待合室でうつされる可能性が高いので注意が必要である        
妊婦、小児の場合・・・・・・・・・・・ 妊婦は体が胎児を"異物゛として認識するのを防ぐため免疫が弱くなっている ・ 妊娠後期ほどそのリスクは高まるとされており、季節性インフルエンザだと妊娠37〜42週目の重症化リスクは通常の4.7倍もになる ・ 「タミフル」「リレンザ」などの治療薬に胎児への悪影響は報告されたないが、よく医師と相談して使用を検討する必要がある  
   免疫が低いので要注意・・・・ 小児だとインフルエンザにかかると痙攣や異常言動が起こり易い ・ また海外では新生児が重い肺炎を併発している例も出ており注意が必要である  
高齢者の場合・・・・・・・・・・・・・・・・ これまでは新型インフルエンザが若年層に流行したため高齢者は免疫をもっていると指摘されてきた ・ しかし東京大学河岡教授のによると、免疫をもつのは90歳代で60〜70歳代は注意が必要としている     
   ワクチンは2回摂取がよい・・・ ワクチンは1700万人分製造され10月ごろから摂取が始まる見通しであるが、季節性インフルエンザと異なり、成人でも2回摂取が必要になるとみられる ・ 確実に発症を防ぐことはできないが、重症化や死亡への防止効果があると考えられている ・ 高齢者は肺炎球菌ワクチンも摂取しておく方がよい ・ 高齢者にインフルエンザより肺炎を起こしなくなる方が多いので注意しておく必要がある         
            
     
  新型インフルエンザへの予防策    (日本経済新聞8月30日より)    
       
■インフルエンザの感染経路 :          
飛沫感染・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 感染している人の1〜2m以内では、感染者の飛沫を口や鼻から吸い込んでしまいやすい ・ 両者にマスクが必要
接触感染・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 電車の吊り輪や、エスカレータのベルト、ドアノブなど、ウィルスに汚染されたものに触れた後、その手で目や鼻をこすると感染する            
空気感染・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 可能性は少ないのだが、密閉された室内に感染者がいる場合で、空気により感染する ・ 新型インフルエンザは通常、空気感染はしないといっている     
                
■ワクチンで防ぐ :          
ワクチンでも罹るので注意・・・・・・ 一人ひとりが気をつけて大流行を抑える努力をすることが求められるが、予防策には効果が定かでないものも少なくない ・ ワクチンにしてもウィルスを攻撃する抗体をつくるが、目や鼻などから侵入するウィルスを止めることはできない  
   ワクチンは重症化を防ぐ・・・ 季節性インフルエンザではワクチン摂取の効果は、65歳以上で34〜55%予防、死亡を82%減らすとの報告もある  
  
■マスク・手洗い・うがい : 
マスク・手洗い効果あり・・・・・・・・・ 感染の疑いのあるものは、必ずマスクをして欲しい ・ 手洗いは指先まで入念にしましょう ・ 外出のときは頻繁に行うのがよい ・ といっても外出時に始終手を洗っていることも出来ないので、汚染の疑わしき時は手で目や鼻をこすらないようにすることである      
うがいは懐疑的・・・・・・・・・・・・・・・ うがいの効果は多くの専門家は懐疑的な立場をとる ・ ウィルスは粘膜に付着すると数分のうちに取り込まれるからである ・ 頻繁にうがいもできないし、鼻・目からの侵入も防げない 
   口内を清潔にする効果あり・・ ただし、口内を清潔にしておくとウィルスの活動を助ける蛋白質を洗い流し、ウィルスに罹り難くするとの研究報告もある ・ 歯磨きにおいても、歯科衛生士が指導したはみがきを励行したものにはインフルエンザが減少するとの報告もある            
              
                
                
  予防のためのリンク集    (より)
政府・機関のページ・・・・・・・・・・・ 構成労働省新型インフルエンザ対策 ・ 国立感染研究所インフルエンザマップ ・ 内閣官房による対策 ・ 農林水産省 ・ 文部科学省   
民間のページ・・・・・・・・・・・・・・・・ 関連ブログ ・ 日本医師会