夏バテ・熱中症の予防 (朝日新聞8月18日より) |
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■しっかり食事をとりましょう (夏バテ防止) : |
夏バテ症状になってませんか?・・ |
こうも暑い日が続くと心配なのが「夏バテ」 ・ そして高齢者の屋内での「熱中症」 ・ 体のだるさ、食欲不振、下痢そうした症状が続くようなら「夏バテ」の可能性がある ・ 放っておくと体力が落ち、さらに食欲不振や下痢などが悪化する悪循環に陥りかねない |
対策は原因を知ることから・・ |
高温多湿な日や、冷房で急な温度変化を感じることが続くと、脳の体温調節中枢がやられてきます ・ それで自律神経やホルモン調節機能が弱り、食欲や睡眠、消火器、運動機能が低下してきます ・ どの神経・機能に影響がでるかは人それぞれですので、夏バテの症状も人それぞれです |
ビタミンBを積極的に(豚肉・魚)・・ |
夏バテ防止にはエネルギーをつくる糖質の助けになるビタミンBがよい ・ 豚肉や魚がよい ・ 夏向き料理豚肉をポン酢で食べたり、魚の刺身などよかろう |
野菜・ゴーヤがよい・・・・・・・・ |
野菜も積極的に、なかでもゴーヤーがお勧めである ・ 過熱してもビタミンCが失われにくく、栄養もたっぷり ・ 睡眠と三食をきっちりとることが体力維持の基本 ・ 特に朝食抜きが重なると夏バテの原因になりやすい ・ 朝食の時間がなければ、バナナ1本でもよい、良質の糖が含まれている |
■余り冷やしすぎないこと (夏バテ防止) : |
室温設定は27〜28℃・・・・・・・・・ |
家庭でできる予防策としてはまずはクーラーの温度調節である ・ 外気との温度差を5℃以内にすること ・ 27〜28℃で湿度40〜60%がよいという |
冷たいものの取り過ぎ注意・・ |
冷たいものを取り過ぎると胃などの活動が鈍る ・ 結果食欲不振や栄養の吸収が鈍って栄養不足や下痢などにより更に食欲不振になる ・ キンキンに冷えたビールは繰り返していると胃にはボディーブローのように影響してくるのでほどほどにするのがよい |
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■室内温度の管理を (熱中症予防) : |
屋内にいても熱中症になる・・・・・ |
外出を控えているから安心などとは云えない ・ 昨年2835人の熱中症患者のうち、2割強の591人が自宅で発症している ・ 屋内作業をあわせると748人になる ・ 自宅で発症したうちの約半数は65歳以上の高齢者であった ・ 熱中症を起こすのは、高気温と高湿度であり、屋内、屋外は関係ない |
就寝時の注意 |
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スポーツドリンクなどを・・・・・ |
温度が高ければ体温が上がり、湿度が高ければ体の表面温度が下がるため、汗が乾き難くなる ・ このため汗がどんどん出るが、それに伴って塩分も出て行ってしまう ・ 塩分がすくなくなると筋肉痛などを引き起こす ・ 成分表示に「ナトリウム」などが記されたスポーツドリンクなどを飲むのがよい ・ 甘すぎる場合水などで薄めて飲むのもよい |
高齢者は就寝時に水を・・・・ |
高齢者は喉の乾きや温度変化を感じ難く、危険に気付き難い ・ 特に夜はクーラーを嫌がる一方、トイレに起きるのも嫌で寝る前に水分をとることも控える ・ 今年は高齢者の就寝時の熱中症が目立っている |
■熱中症対策グッズ : |
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屋内で役立つ熱中症対策グッズ・ |
温度や湿度から熱中症の危険度を10分ごとに計測し、危険になるとブザーがなる熱中症計が登場した ・ 2100円で東急ハンズなどで売られている ・ 屋内で熱中症対策として、服にこもった熱を冷風で吹き飛ばすスプレーがドラッグストアなどで売られている |
熱中症対策(リンク集)・・・・・・・・・ |
熱中症予防環境省情報サイト ・ 熱中症の予防と対策 ・ スポーツ中の熱中症予防8ヶ条 |
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がんの最新治療を追う(その1) (日本経済新聞7月2日より) |
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■手先器用な手術ロボット : |
手術支援ロボット(ダビンチ)・・・・・ |
1990年代に米国が戦場で傷ついた兵士を米国本土や空母から遠隔操作で手術するという発想から開発が進められた ・ 解剖学者で有名なレオナルド・ダビンチから名前をとった |
前立腺がんの手術に使用・・・ |
ダビンチは2000年に米国で認可され、2010年には欧米韓国などで1450台が使われている ・ 米国では前立腺がんの7〜8割がダビンチで行われている ・ 2009年11月日本でも使用認可がおりたが、日本の外科医は手先が器用でか数はすくない ・ それでも20年後にはがん手術の7割はダビンチでとなろうとの予測もある |
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■周囲に傷をつけずに切除 : |
ダビンチは細かな手術が可能・・・ |
ダビンチは腹腔鏡手術と同じだが、医師が直接手術器具を動かすわけではない ・ コンピュータが大きな手の動きを微小な手の動きにしてくれる ・ 手首の回転や指先の細かな動きを鉗子やメスなどに細かな動きにして再現してくれる ・ 前立腺は狭い骨盤内の奥にあり、長い鉗子で扱うのは難しい ・ また前立腺には神経が網目状に走っており手術で傷をつけやすくリスクが高い ・ ダビンチはそのリスクを回避しながら精密な手術ができる |
前立腺以外へも適用拡大 |
胃がんでのりんぱ節の手術 ・ リンパ節は脂肪などに覆われている ・ 大きな血管や膵臓などのすぐそばにあり、大出血を起こし易い ・ ダビンチ手術だと、10倍に拡大してみながら作業できるので自在にメスや鉗子を扱える ・ 難しいリンパ節の手術も医師が自信をもってできる ・ 胃がんのほか、食道がん・すい臓がんなどの消火器がんの手術で本格的に使いはじめられている |
リンク集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
前立腺がん手術にはダビンチが有利 |